こんにちは、ケーナ太郎です。
今日もケーナ吹いてますか?
「もっと音を大きく!」「高音が楽に出るように!」
…そう思って息を頑張って吹いても、なぜか出ない。苦しい。裏返る。
そんなあなたに必要なのは――“のどを開く”ことです。
今回は、ケーナ歴30年の理学療法士が、実体験をもとに「のどを開く」って実際どういうこと?をわかりやすく解説します。
1. のどを開くってどこのこと?どんな感覚?
これは言葉で説明するのがめちゃくちゃ難しいんですが、強いて言えば…
「ゲロ吐くときの喉」感覚です(!)
ちょっとアレな表現ですが、実際それが近い。
喉の奥がストンと開いて、空気が邪魔されずスッと通る感覚。
「オー」と言ってるときの喉の形も近いかもしれません。
2. 喉が開いてないと、音がこうなる
音量が出ません。ほんとに。
そして音質もどこか濁ります。とくに低音と高音は、喉の開きが命。
息は出てるのに「何かこもる」「パワーが出ない」ってとき、たいてい喉です。
3. 確認法:「ホー」って言わずに“ホー”してみて
初心者のうちは、「開いてるつもり」で開いてないことも多いです。
おすすめはこの練習:
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声を出さずに「ホー」と息だけ出してみる
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息が喉で擦れて“ホー”と鳴ればOK
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逆に「グゴゴゴ…」といびきみたいに鳴る人は喉が閉じてます
この状態で息がスッと通る感覚が、ケーナ演奏でも再現できれば喉は開いています!
4. 喉を開くために意識すること&練習法
筆者はなんと20年目でこの感覚に気づきました(遅いよ!)
それくらい、自然に避けちゃうものなんですね。
コツは…
「自分の口の先が、ケーナの先にあると思って息を出す」
これで喉がスッと開く感覚が出やすくなります。
ちなみに、「大きな音を出そう」と思うと力んで喉が閉じやすいので要注意です。
5. 喉が開いたら、世界が変わる。
筆者が初めて喉を意識して開いて吹いたとき、こう思いました。
えっ、音ってこんなに楽に出るの?
高音めっちゃ簡単じゃん…!?
喉が開くと:
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ロングトーンが楽
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音量と音質が劇的に改善
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息がたくさん出せるから表現が豊かになる
…と、悪いことが何一つありません。
📌 本記事は「第1章:ケーナを始める」シリーズの一つです。
【ケーナをうまく吹く100の方法】ケーナを始めるシリーズ No.3