こんにちは、ケーナ太郎です。
突然ですが、あなたのケーナ、こんなことになってませんか?
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息がすぐ切れる…
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音が細くて頼りない…
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ロングトーンが続かない…
もし1つでも当てはまるなら、原因はこれかもしれません。
「口で吹いている」問題。
今回はケーナの音の土台を作る、“口を使わない息の出し方”についてお話しします。
1. ありがちなNG:「フー」って吹いてませんか?
初心者がやりがちなのが、「フー」と声を出すように息を出すこと。
これ、完全に口主導なんです。
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頬が膨らむ
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息がバラける
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音が揺れる
結果、音量も安定もしない、ケーナには最悪な息になってしまいます。
2. 正しい息の出し方=腹式呼吸+腹圧コントロール
正しい息の出し方はズバリ、
腹式呼吸+お腹でコントロールする呼気。
口や喉はあくまで“通り道”。
コントロールの主役はお腹、つまり腹圧です。
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息を吸うとき → お腹が膨らむ(横隔膜が下がる)
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息を吐くとき → お腹をへこませながら、少しずつ押し出す
ここで重要なのは、口で圧をかけないこと!
3. 練習法:おへその横に手を当てるだけ
初心者向けの超シンプル練習:
✅ 吸うとき:
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両手をおへその横に置く
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息を吐き切ったあと、無理に吸わず自然に空気が入るのを感じる
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お腹がふんわり膨らめばOK!
✅ 吐くとき:
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お腹を少しずつへこませながら息を出す
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唇は閉じたまま、圧が一定に保てるように意識
※ 肩が上がるのはNG!
※ 口や喉に力が入るのもNG!
床に寝てやると分かりやすいです。
4. 間違った息は、音にどう出る?
口主導の息だと…
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すぐ息が切れる(肺に入ってない)
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音が安定しない(息がぶれる)
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音が細い・小さい(パワー不足)
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ロングトーン不可能(持久力ゼロ)
まるで、他の楽器で「リードが毎回ズレる」ようなもの。
これでは演奏になりません!
5. 腹式呼吸ができると、音が変わる!
腹圧で息を出せるようになると、こうなります:
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音量が出る!(聴衆の耳にちゃんと届く)
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音が安定する!(音質アップ)
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ロングトーンができる!(演奏に余裕)
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ビブラートなどの表現が自在に!
「腹式呼吸できないとケーナは吹けない」
それくらい、これは“基本のき”です。
📌 本記事は「第1章:ケーナを始める」シリーズの一つです。
【ケーナをうまく吹く100の方法】ケーナを始めるシリーズ No.4