ケーナをうまく吹く100の方法

ケーナ歴30年のケーナ吹きがケーナの吹き方を解説します

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🎵 音程がズレる!ピッチを安定させるための3つのチェックポイント

 

こんにちは、ケーナ太郎です。

 

せっかく音が出るようになったのに…

 

  • なんかチューニング合ってない?

  • ピアノと一緒に演奏すると、なぜかズレる…

  • ロングトーンしてたら途中で音が下がってく…

 

 

そんな“ケーナあるある”に心当たりありませんか?

 

今回は、音程(ピッチ)が不安定になる原因と、

それを安定させるためのチェックポイントを3つ紹介します!

 


 

 

1. そもそも、いつズレてると感じるのか?

 

 

ケーナ単体で吹いていると、自分では「合ってるつもり」になりがちです。

でも…

 

  • 他の楽器と演奏したとき

  • ケーナ仲間と合わせたとき

 

 

に、「あれっズレてる?」と気づくことが多いもの。

 

初心者が自分のピッチのズレに気づく方法としては:

 

  • チューナーでチェック

  • 音感のある人に聞いてもらう

 

 

この2つがとても有効です。

 


 

 

2. 音程がズレる“5つの原因”

 

 

 

✅ ① ケーナの角度がズレる

 

 

ケーナは角度が命。口に当てる角度がわずかに変わるだけで、ピッチも上下します。

指の動きでケーナが揺れると、それがそのまま音程の不安定さに繋がります。

 


 

 

✅ ② 息の量が不安定

 

 

息が弱くなるとピッチが下がり、強すぎると上がります。

ロングトーンの途中で音程がズレてくるのは、たいてい息の量が変化しているせいです。

 


 

 

✅ ③ タンギングが弱い

 

 

タンギングが甘いと、音の立ち上がりが遅れたり、ぼやけたりして、

「ピッチが合ってる状態になる前に音が終わる」という事態に。短い音で特に顕著です。

 


 

 

✅ ④ 指穴をしっかり塞げていない

 

 

ケーナは指穴を少しでも開けてしまうと、想像以上に音程がズレたり音が出なかったりします。

油断するとピッチが崩れるので、丁寧に「押さえる」感覚を大事にしましょう。

 


 

 

✅ ⑤ 温度差(外的要因)

 

 

ケーナの材質や温度変化によっても音程は変化します。

寒い場所で冷えたまま吹くと、音程がズレやすいです。

演奏前は息を通してケーナを少し温めましょう。

 


 

 

3. ピッチを安定させるための練習法

 

 

 

🎯 ロングトーン+チューナー練習

 

 

息を強く・一定量で出し続ける練習をしながら、

チューナーを見て「ブレていないか」をチェックしましょう。

視覚と感覚をリンクさせることが大切です。

 


 

 

🎯 ケーナがズレない支え方を見つける

 

 

運指で楽器が上下にブレないよう、

**「この音のときは、右手親指をここに置く」**など、安定する持ち方を探してみてください。

 


 

 

🎯 タンギングは強く!

 

 

息の勢いをしっかり伝えるには、舌で唇の隙間を塞いで“パッ”と離すイメージで。

強めのタンギングができるようになると、ピッチの安定感も一気に変わります。

 


 

 

4. 最後に:焦らず育てる“耳”と“身体”

 

 

音程を気にしすぎて「もうケーナ嫌いになりそう…」という人もいるかもしれません。

 

でも、わたしの経験上 ──

 

吹くための体力がついてくれば、音程はだんだん安定します。

 

毎日少しずつケーナを吹くだけで、

・呼吸の筋肉

・音を聴き分ける耳

・タンギングの力

・指穴を確実に塞ぐ精度

…全部が育ってきます。

 

ロングトーンが苦手なら、ロングトーンの入った好きな曲で練習すればOK!

楽しく続けることが一番の近道です。

 


 

 

📌 本記事は「第1章:ケーナを始める」シリーズの一つです。

 

 

【ケーナをうまく吹く100の方法】解説本編シリーズ No.5