ケーナをうまく吹く100の方法

ケーナ歴30年のケーナ吹きがケーナの吹き方を解説します

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🎵 柔らかくて太い音を出すには?音色づくりのコツ

 

こんにちは、ケーナ太郎です。

ケーナの音がようやく出るようになった頃、多くの人がこう思います。

 

「…なんか、自分の音、細くてキンキンしてる?」

 

そんなあなたにお届けしたいのが、今回のテーマ。

 

柔らかくて太い音を出すために、意識するべき3つのこと。

 

初心者でも取り組めるコツをわかりやすく解説します!

 


 

 

1. 太い音は“力で出す”んじゃない

 

 

「太い音を出すには強く吹けばいい」

…そう思って力んでしまうと、実は逆効果。

 

音が太くなるのは、“力を抜けるところが抜けている”からなんです。

 

まずは腹式呼吸で安定した息を出すこと。

口の中に力が入っていると、空気が乱れて音もガサガサになります。

 


 

 

2. 舌の形で“空気の道”を作る

 

 

ちょっと上級者向けですが、実は音色には「舌の位置」も影響します。

 

  • 舌を少し引いて、凹型に丸める

  • 口の中を「力を抜いて、広く・静かに」保つ

 

 

すると空気が真っ直ぐに出ていく“層流”になり、柔らかい音がスーッとケーナに届きます。

口の中で空気が乱れるとケーナの吹き口にうまく息が当たらず、いい音になりません。

 


 

 

3. 練習はまず“低音”から

 

 

太くて柔らかい音を出すには、低音域から練習するのが鉄則

 

G管なら、一番下のソ・ラ・シの音でロングトーン練習を。

この音域は特に不安定なので、ここでしっかり音を育てると、上の音にも活きてきます。

 


 

 

🎼 おすすめ曲:ロス・インカス「木の馬(Caballo de Madera)」

 

 

ケーナの曲ではありませんが、この曲は低音がたくさん出てくるので、音色練習にぴったり。

曲の中で育てていくスタイルなら、ロングトーン苦手な人にもおすすめです。

 

youtu.be

 


 

 

4. まとめ:音色づくりは“3つの柱”から

 

 

柔らかくて太い音を出すために、まず意識してほしいのはこの3つ:

 

  • 腹式呼吸(安定した息を出す)

  • 喉を開く(息の出口をつぶさない)

  • 口の脱力(音の通り道をきれいに保つ)

 

 

ケーナの先が“自分の口の先っぽ”だと思って吹くと、
息がまっすぐ音に変わってくれます。

 

最初から完璧を目指さなくてもOK。

まずは今日、自分の音を少しだけ“太く、やさしく”してみましょう!

 

 

 


 

 

📌 本記事は「第1章:ケーナを始める」シリーズの一つです。

 

 

【ケーナをうまく吹く100の方法】解説本編シリーズ No.6

 

🎵 ケーナ初心者必読!音の出し方まとめ - ケーナをうまく吹く100の方法