こんにちは、ケーナ太郎です。
ケーナの音がようやく出るようになった頃、多くの人がこう思います。
「…なんか、自分の音、細くてキンキンしてる?」
そんなあなたにお届けしたいのが、今回のテーマ。
柔らかくて太い音を出すために、意識するべき3つのこと。
初心者でも取り組めるコツをわかりやすく解説します!
1. 太い音は“力で出す”んじゃない
「太い音を出すには強く吹けばいい」
…そう思って力んでしまうと、実は逆効果。
音が太くなるのは、“力を抜けるところが抜けている”からなんです。
まずは腹式呼吸で安定した息を出すこと。
口の中に力が入っていると、空気が乱れて音もガサガサになります。
2. 舌の形で“空気の道”を作る
ちょっと上級者向けですが、実は音色には「舌の位置」も影響します。
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舌を少し引いて、凹型に丸める
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口の中を「力を抜いて、広く・静かに」保つ
すると空気が真っ直ぐに出ていく“層流”になり、柔らかい音がスーッとケーナに届きます。
口の中で空気が乱れるとケーナの吹き口にうまく息が当たらず、いい音になりません。
3. 練習はまず“低音”から
太くて柔らかい音を出すには、低音域から練習するのが鉄則。
G管なら、一番下のソ・ラ・シの音でロングトーン練習を。
この音域は特に不安定なので、ここでしっかり音を育てると、上の音にも活きてきます。
🎼 おすすめ曲:ロス・インカス「木の馬(Caballo de Madera)」
ケーナの曲ではありませんが、この曲は低音がたくさん出てくるので、音色練習にぴったり。
曲の中で育てていくスタイルなら、ロングトーン苦手な人にもおすすめです。
4. まとめ:音色づくりは“3つの柱”から
柔らかくて太い音を出すために、まず意識してほしいのはこの3つ:
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腹式呼吸(安定した息を出す)
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喉を開く(息の出口をつぶさない)
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口の脱力(音の通り道をきれいに保つ)
ケーナの先が“自分の口の先っぽ”だと思って吹くと、
息がまっすぐ音に変わってくれます。
最初から完璧を目指さなくてもOK。
まずは今日、自分の音を少しだけ“太く、やさしく”してみましょう!
📌 本記事は「第1章:ケーナを始める」シリーズの一つです。
【ケーナをうまく吹く100の方法】解説本編シリーズ No.6
🎵 ケーナ初心者必読!音の出し方まとめ - ケーナをうまく吹く100の方法