ケーナをうまく吹く100の方法

ケーナ歴30年のケーナ吹きがケーナの吹き方を解説します

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ケーナQ&A 第2回 低音が出にくいのですが…

質問者(読者):

ケーナの低音がうまく出ません。音が細くてスカスカしている感じです。穴もちゃんと塞いでるつもりなんですが、何が原因でしょうか?

 


 

ケーナ太郎(回答者):

低音は、実は初心者にとってかなり難しいポイントなんです。うまく出ないのには、主に2つの理由があります。

 


 

 

【1】ほとんどの穴を塞ぐ必要がある

 

 

低音は、ケーナの指穴を「ほぼ全部しっかり塞ぐ」必要があります。

1ヶ所でも指の密閉が甘いと、空気が漏れてしまって音がスカスカに――。

 

特に、速いフレーズを吹くときには指の動きが甘くなりやすく、無意識の“ふさぎ漏れ”が起きていることも多いです。

 

まずは、鏡を見ながら丁寧に「どの穴もピタッと塞げているか」をチェックしてみてください。

 


 

 

【2】息の質が足りていない

 

 

穴がちゃんと塞げているのに音が出ない場合は、息そのものが弱い・細い可能性があります。

 

まずは、自分が一番出しやすい音(中音のソやラなど)を鳴らして、

「ケーナが最もしっかり鳴る息」を覚えます。

 

そのまま、一音ずつ低音に下げながら、同じ息で吹けるか試してみてください。

 


 

 

【3】低音に必要な「太い息」の条件

 

 

芯のある低音を出すには、次の4つが大切です。

 

  • 腹式呼吸(息の量と安定)

  • 喉を開く(響きを深くする)

  • 口の力を抜く(リラックスして息を通す)

  • 唇を適度に開く(音がスムーズに出るように)

 

 

この4点を意識して、「太くて芯のある低音」が出せるポイントを探してみましょう。

 


 

ケーナ太郎:

実は、低音が出るようになると、中音や高音の響きも格段に良くなります。

ケーナの“鳴らし方”を身につける練習としても、低音練習はとても効果的なんです。

 

焦らず、じっくりと太い息と密閉のコツをつかんでいきましょう!

 


 

 

🔚まとめポイント

 

 

  • 低音が出ない原因は「指穴の密閉」と「息の質」の2つが多い

  • 速いパッセージでは密閉ミスが増えるので、特に注意

  • 太くて芯のある低音を出せるようになると、ケーナ全体の響きが向上する!