ケーナ初心者の最初の壁、それは…
こんにちは、ケーナ太郎です。
ケーナ、今日もスカスカ言ってませんか?
ケーナを始めた人の8割が最初につまずくポイント。
それが──
「音が出ない…!」
ケーナはリコーダーのように咥えるタイプの笛じゃなく、U字の切り込みに息を当てるという、ちょっと難しめな仕様。
つまり、音が出るポイントに、自力で息を当てないといけないんです。
これが初心者にとっての“鬼門”。
でも安心してください。音が出るかどうかは、
下唇の位置と息の角度
この2つで、ほぼ決まります。
1. まずは下唇の「高さ」を合わせる
ケーナのU字の吹き口に対して、
下唇の上端が“同じ高さ”になる位置に構えましょう。
高すぎても低すぎてもNG。
この「下唇の高さ」が正しいだけで、
息が正面にスッと通りやすくなり、音が出やすくなります。
2. 息は“管と並行”に当てるべし!
吹くときの角度はケーナの管と並行に。
これ、めっちゃ大事です。
斜め下や斜め上に吹いても、音は出ません。
U字の底にある薄い部分のエッジに向かって、
細いストローで“ピンポイント”に当てるイメージで吹いてみてください。
3. 音が出たら「軽いコーン!」が返ってくる
適切な角度・位置で息が当たると、
ケーナが「コン…!」と軽く共鳴します。
それが“出るポイント”の証拠。
この感覚を覚えると、日によって音が出ない…なんて悩みも激減します。
4. この形だけはダメ!“2大NG口”
❌ タコの口(唇を尖らせすぎる)
→ 息がまとまらず拡散して、ピンポイントで当たりません。
❌ かぶせ口(上唇が吹き口にかぶさる)
→ 吹き口を物理的に潰してしまい、音が出にくくなります。
これらの形では、正しい角度で息を当てるのが難しくなります。
5. 音が出るって、まずは“息の方向”なんです
多くの初心者が「口の形」に意識が行きがちですが、
最初に必要なのは、息の方向を整えること。
細かい口の形は後でOK!
まずは**「どこに息を当てるか」=狙い撃ちの精度**を上げていきましょう。
6. 子どもでも音は出せるってホント?
はい、ホントです。
下唇の位置だけを大人が微調整してあげると、
2〜3歳の子どもでも「ポーン!」と音が出ます(わたしの子で実証済)。
それくらい、ポイントさえ押さえれば音は出るんです。
まとめ
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下唇の高さを吹き口と揃える
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息を管と並行にピンポイントで当てる
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変な口の形は避ける
この3点を押さえれば、「音が出ない」問題はぐっと解消します。
ぜひ、今日の練習から試してみてください!
📌 本記事は「第1章:ケーナを始める」シリーズの一つです。
【ケーナをうまく吹く100の方法】ケーナを始めるシリーズ No.1